システム上に間違いなく cygwin がインストールされていることを確認する必要があります。cygwin は無料です。(cygwin は、MS-Windows を、FontForge の実行には十分な程度に Unix のように見せかける環境です。Cygwin の必要なすべてのビットを入手するのが FontForge のインストールで一番難しい作業のように思えます——おそらく、これが一番予想外の作業だからでしょう。
必要な部品の多くはデフォルトの設定で得られるはずです。しかし、X11 は自分で要求する必要があります。カテゴリのリストを下にスクロールしてください。
デフォルトの設定のままだとダウンロードするファイルの容量が、必要なぶんよりも数十〜数百 MB も多くなります。L. Tikhomrov は実際の調査の結果、最小インストールに必要なのはどのパッケージかを突き止め、親切にもこの PDF 文書を書いてくれました。これには手間が少しかかりますが、ディスク容量 (またはダウンロード時間) が不足しているなら、手間をかける価値はあるでしょう。
cygwin 用のインストールパッケージは Sourceforge のファイルリリースシステムに登録されています。これらのシステムの利用に関してはいくらか面倒な点がありますが、操作を続ければファイルを入手できるはずです。
あなたのブラウザがパッケージをどこにダウンロードするのかは私には分かりません。残念ですがそういうわけで、次に行う手順を正確に記述することはできません。ですがパッケージを探して (たいがいはデスクトップに置かれていると思いますが)、それを C:\cygwin\home\<username> に移動してください (ここで <username> は、cygwin があなたに割り当てた何らかの名前です。
$
”はタイプしません):
$ bunzip2 fontforge_cygwin-*.tar.bz2 $ tar xf fontforge_cygwin-*.tar $ cd fontforge $ ./doinstall
$
”は入力しません。入力の終了には Control-D (^D) を使用します):
$ cat >> ~/.bashrc PATH=${PATH}:/usr/local/bin ; export PATH MANPATH=${MANPATH:-}:/usr/local/man ; export MANPATH ^D
$ xinit
これで FontForge が起動可能になっているはずです。$ twm &
$ fontforge -new
警告: cygwin は Windows と異なるファイルシステムへのアプローチをとっています。C:\windows\fonts\arial.ttf
のようなファイル名は cygwin では /cygdrive/c/windows/fonts/arial.ttf
という名前が付けられます (バックスラッシュはスラッシュに置き換えられ、先頭のドライブ名“C:
”は“/cygdrive/c
”に置き換えられます。
同様に、cygwin でのファイル名“/home/<username>/myfont.ttf
”は“C:\cygwin\home\<username>\myfont.ttf
”のことです。
警告: FontForge を使って Windows\Fonts ディレクトリに直接フォントをインストールしようとしないでください。その方法では動作しません。Windows はフォントのインストール時に、FontForge で直接書き込んだ時には起動されない、ある種の秘密の動作を必要とします。そうするのではなく、FontForge でどこか他の場所にフォントを作成し、 Windows 内蔵のドラッグ&ドロップ操作を行ってフォントを Windows\Fonts に移動してください。
警告: Win98 では、X を実行するために“Microsoft Network Login”をインストールする必要があると聞きました。自分ではそれが必要だったことは一度もありませんが、もしあなたが問題を抱えているならば、これも試してみるべき事の一つでしょう。